4/9(日)に開催された技術書典2で買ってきた本を読んでいくシリーズ。一覧は技術書典2で入手した本リスト #技術書典。
今回は@ikkouさんの「A-FrameではじめるWebVR 【導入編】」です。
A-Frameは簡易的なWeb向けのVR体験構築策としてGoogle I/O 2017のDaydream in the Classroom: Immersive Learningというセッション(YouTubeのビデオ)でも紹介されていました(動画27分40秒あたりから: https://youtu.be/a824fnWE5S0?t=1660)。
時系列としては逆順ですが、この動画で興味を持って、実際に手を動かしながら試してみる素材が欲しいなーと思ったところにあるのがこの本です*1。
[*1] 本書の第3章でも言及されていますが、本家のhttps://aframe.io/aframe-school/というコンテンツも割と分かりやすいので良いです
全体的に出典をちゃんと書いていて良いなと思いました。
「はじめに」の部分に
全体的に初心者向き、とても甘口の仕様となっています。本書で満足できない方は、今後発行予定の【開発編】をお待ちください。
とあるとおり、丁寧な作りで間口の広さを感じました。
オブジェクトの貼り付けからアニメーションまでを扱いますが、JSコードは(A-Frameの読み込み部分以外)まったく出てきません。
第1章はVRに関する定番のまとめとWebVRの概要です。
第2章がA-Frameのハンズオンです。座標系およびroll/pitch/yawをちゃんと説明しているので、この方面に慣れていなくても割とサクサク読めると思います。
ありがちなリモート画像読み込みについてもフォローしていて良いです(file:///... でのローカルファイルアクセス制限によって画像類の読み込みハマリ、というのはハンズオン経験者に割とあるのではないでしょうか)。
最終更新: 2017/07/14 22:45(UTC)Copyright © Kei Nakazawa 2017, Licensed under CC-4.0-BY unless otherwise noted.